夜は短し恋せよ乙女

Review ~ 読書&視聴 ~

この夏、劇場アニメ『犬王』の公開が予定さている湯浅監督の2017年劇場公開の作品をNETFLIXで見た。同氏が『ぴあ』インタビューでもコメントしている通り、この作品は『四畳半神話大系』との強いつながりを持っている。『四畳半神話体系』と『夜は短し恋せよ乙女』はいずれも『森見登美彦』氏の小説が原作で京都を舞台にした大学生の葛藤と迷走の物語。

https://www.netflix.com/title/80990742
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_f22d586c-bdaf-4bd0-8dcd-2356542b386a.html

主人公の心の内を『グダグダと』『ウダウダと』一人語りで語ってゆき、矛盾と屁理屈にまみれながらそれでも最終的には結論に向かってゆくという、両方の作品に共通する語り口は癖になる。

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この映画はキャストを確認せずに見始めたのだが、テロップで見て驚いたのは主人公が『星野源』であったことと、パンツを履き替えない事で願掛けをしているパンツ総番長が『ロバート 秋山』であった事。両名ともキャラクターに溶け込んでいるし、ロバート秋山凄すぎる。『二木陽次』で無かったのが多少残念だったが。

湯浅監督の作品は『ケモノヅメ』、『ピンポン』、『映像研には手を出すな』『デビルマン』等いずれも独特の世界観とそれを醸し出す、画風であったり、アングルであったりが特徴的である。この夏公開されるという犬王はすでに海外の映画祭では高い評価を得ているという。公開が待ち遠しい。

因みに、四畳半神話大系とケモノヅメはNETFLIXでの配信は終了しており、Amazon プライム等で視聴する事ができる。

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