駅袋

1月17日に豊島区が記者会見を行い、池袋駅の西口と東口を繋ぐ歩道橋の建設構想を発表した。現在のJR線を含む地上の線路をデッキで覆い、西口と東口を地上を歩いて渡れるようにするという。実はこの構想自体は2013年頃からあり、今回は1932年に発足した豊島区の区制100周年事業としての取り組みだとして改めての発表となった。

池袋駅はコロナ前で1日の延べ利用客が260万人を超える巨大ターミナルであるが、利用者の多くは駅ビルから出ず、乗り入れているJR、東武鉄道、西武鉄道、営団地下鉄などを相互に乗り換えたり、駅ビルの商業施設の利用などにとどまっているという。この為、駅から人が出ない『駅ぶくろ』などと呼ばれているという。今回の地上デッキ化でウォーカブルなまちづくりを目指すというのだ

ついに池袋の東西が融合か 豊島区制100周年に向け“駅ぶくろ”から完全脱却 | TOKYO HEADLINE
 豊島区「池袋駅東口と西口をつなぐウォーカブルなまちづくり」記者会見が17日、同区役所にて行われ、高野之夫豊島区長や建築家・隈研吾らが登壇。2014年から進めてきた再開発の最終的段階となる、区制100周年へ向けた今後の開発予定について説明した。  冒頭、高野之夫豊島区長は「私が区長に就任した当時、

現在、池袋の東口と西口を結ぶのはJRの線路の下をくぐる地下通路しかない。北口にある『ウイ・ロード』や、南口にある『ビックリ・ガード』脇の歩道も線路をくぐっている。

最近は、西口のマルイや、東口の東急ハンズなどがクローズするというなんとなく残念なニュースが続いていたが、再開発は着々と進んでいる様である。23年には三菱地所などが参加し、『池袋西口地区市街地再開発』による高層ビルの建設も予定されている。

半世紀以上この街で暮らしているが、昔は西口の駅からほど近い、大きな交差点の一角ににたしか『ハリウッド』という名前だったと思うが大きなキャバレーがあり、ランドセルをしょって前を通るときに「おにいさん」などと声をかけれられ、からかわれたりしていた。1978年に東口にサンシャインができてから、徐々にそうしたいかがわしさは裏通りや、北口線路沿い等一部の地域へと追いやられていった。再開発で今後どのように変わってゆくのか?利便性が上がる半面、チェーン店だらけでどこの街かわからないような、どこかと同じ風景の街並みにはならないで欲しいと願う。

今、何もないところから2032年に本当にそのようなデッキやら何やらが完成するのかは疑問だが、当面は工事が続くことになるだろう。10年後に私自身がウォーカブルであるために、健康には気を使わなければならない。

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