楽譜購入

今月からボイトレを始めたので、楽譜を購入したいと思った。昔は月刊明星とか月刊平凡といった雑誌に当時流行していた歌謡曲の楽譜と歌詞が掲載された『YOUNG SONG』とか『HEYBON SONG』といった小冊子が付録として挟まっていて、上から輪ゴムがかけれられいた。小学校6年生の頃にサザンオールスターズのデビュー曲である『勝手にシンドバット』を覚えたくてこの小冊子を片手によく練習していた。

歌そのもののクオリティと歌唱力に支えられた「昭和のピンアイドル」が姿を消し、ゴールデンタイムの歌番組も消えてゆく中で平凡は廃刊となり、明星はジャニ本になってしまった。今は歌本としてカラオケ本やギター練習用の本などがあるが、自分の欲しい曲がすべてのっているとは限らない上に、普段持ち歩くにしてはボリュームがあり重たい。ボイトレの練習用というよりは、ピアノバーでピアノの脇に立てられた譜面台の上に鎮座しているのが似合う。

最近はネットで曲ごとの歌詞が販売されており、早速、課題曲である『夜明けのうた』と『東京協奏曲』の歌詞を購入した。楽譜を見ながら歌を歌うのは何年ぶりだろうか?恐らく小学校の頃の音楽の授業で「グリーン・グリーン」や「ドナ・ドナ」を唄って以来ある。かつては教会で賛美歌本で歌詞や音符を追いかけながら口パクをしていたこともあったが、最近(めったにいかないが年に一回行く教会で)はあまり賛美歌は唄わない。

やはり、音符を見ながら歌うと、なんとなくその曲に真面目に向き合っているような気になる。そんな気がするだけで、別に読めもしない楽譜を凝視するだけでは歌がうまくなるわけではないので、練習を重ねなければならない。

そういえば、昔のカラオケはギターやピアノの生演奏であったり、8トラといって一つのカートリッジに8曲の入った特殊なテープレコーダーの音源+紙ベースの歌詞本という組み合わせで、画面に文字がでたり、色が反転したりするのはかなり画期的だった。レーザーディスク・カラオケが産声を上げるころ、当時、私の友人の父親がパイオニアで仕事をしており、レコード会社に勤務していた私の父親がたまたま一緒に仕事をしていたらしい。父がよく自分の歌った画像を家に持ち帰えり、自分で眺めたり、家族に見せたりしていた。

どうやらカラオケが好きなのは家系のようだ。

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