中華街

今日は『中華街』で会社の忘年会があった。中華街の門を見上げた瞬間、まるでそこを通ると自動的に曲が流れるアプリが頭の中にインストールされているように忽然とある曲が鮮明によみがえる。

1981年4月～9月に日本テレビで『プロハンター』というアクションドラマを放映していた。草刈正雄と藤竜也が横浜を舞台に探偵として活躍するというドラマで、オープニングから馬車道にある事務所の真ん前で拳銃をぶっ放すという破天荒ぶり。1979年9月～80年4月まで放送されていた松田優作のテレビドラマの代表作『探偵物語』と同じ放送枠の番組で、放送開始前から楽しみにしており、当時中学生だった私は毎週火曜日の事ドラマを見て、気ままに生きる大人たちを「かっこいい」と思っていた。

そのプロハンターのエンディングテーマが、頭の中でリフレインする『クリエーション』が歌う『ロンリー・ハート』であった。ドラマにマッチするワイルドでクールな楽曲であった。中学生当時、まだカラオケという文化は無かったが『平凡』だか『明星』だかの付録の歌詞本を見ながら熱唱していた。いまでもカラオケのレパートリーである。残念ながら、『クリエーション』はこの曲以外目立った活躍が無い。

そういえば、主演のお二人は最近のNHKの朝ドラでは主人公の祖父だったり、祖父のような存在だったりする役で、牡蛎養殖の職人だったり、北海道の開拓者だったりしながら、老練な演技で魅力的な役どころを演じていた。