身分証明書

4月に会社が変ったタイミングで、同時にいくつかの会社の取締役だの監査役だのの兼務がつくことになった。こうした兼務は、特段給与が増えたりするわけでもないいわゆる「サービス兼務」である。名前だけの取締役や監査役かと思うと、会議だの何だのに呼ばれ意見を求められたりするので、それなりに資料を読み込んだりしなければならない。

こうした社外の取締役に就任するにあたっては、履歴書だの証明書だの色々と書類を提出しなければならない場合がある。その中に「身分証明書」というものがあったので一体何のことだろうとおもっていたら、市区町村が発行する「戸籍謄本」の一部で、過去に禁治産者となったり破産したりしたことがないことを証明するものとのこと。

そんなわけで今日は池袋の東口にある区役所に赴いた。発行は至って簡単で窓口で要件を伝え、顔写真付きのID(今回はマインバーカード)を提示すると、係の人が手際よく申請書を作成してくれた。その書類に名前や電話番号などを自筆で記入すると、別の窓口で待つように言われ、およそ10分後に受け取った。以前はこの手の書類を発行してもらうのには1時間以上はかかっていたと思うと、役所は進化しているのだと感じた。

東口の役所で書類を受け取ったあとは、大塚のジムに出かけた。池袋の東口から大塚にゆくには、東京桜トラム(都電荒川線)という路面電車が便利である。

わずか1両で線路を走る都電はなんとなく可愛らしい。とはいえ土曜日の昼間だというのに利用客は多く、ホームや車内は程々に混んでおり、住民の足としての役割をしっかりと果たしていた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました