秋分の日

昼と夜の長さがほぼ一緒となる秋分の日。この日には古くより秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)と呼ばれ歴代の天皇及び皇族の神霊を祀る儀式が行われているが、戦後に民間でも「先祖の敬い、亡くなった人を偲ぶ日」として祝日に制定された。彼岸の中日である秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈んでゆくことから、西側に位置するとされる彼岸(あの世)と東側に位置するとされる此岸(この世)が通じる日とされている。

そう言えば、以前見た『リメンバー・ミー』というピクサーの映画ではメキシコの『死者の日』に主人公が死者の国に迷い込んでしまうという物語であった。死者の世界(彼岸)との距離が近づき、先祖の霊がこちら側やってくるのに合わせ、これを出迎え敬うという習慣が地球の反対側でも文化として残っているというのは実に面白い。同様にハロウィンも古代ケルトで先祖の霊が戻ってくるというお祭りが起源となっているが、こちらは悪霊も一緒にやってきてしまうらしいのでちょっと怖い。

https://www.disney.co.jp/movie/remember-me/about.html

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