ボイトレの4回目では、ルーティンとなっている腹式呼吸、リップロール、タングトリル、裏声/地声でのハミング等をこなしてゆく中、先生からの指摘もあり「腹で支える」事を意識した。丹田というへその下あたりを意識して、呼吸をコントロールする。しっかりと声を出すためには、呼気を安定させなければならない。リップロールもタングトリルも呼気で唇を振動させたり、舌を回したりしているので呼気が途切れると振動や回転も途切れてしまう。リップロールやタングトリルで音階を踏む練習を積むことでしっかりと呼気で音を出すことができるようになってくる。
呼気を安定させるためには、しっかりと空気を吸い込まなければならない。この時に胸で吸い込もうとすると肩が上がってしまうし、胸で呼気をコントロールする事はできない。丹田を前に押し出して腹腔を開くようにしてたっぷりと腹に空気を溜め込む。
「自分自身がおもちゃのパフパフラッパになったようなつもりになればいいんだ」
そんなことを考えながら腹式呼吸をしていたら、「随分コツがつかめてきたようだ」と褒められた。
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最後に宮本浩次の「夜明けのうた」をうたってみる。1回目は歌詞を追いかけるのがやっとであったが、2回目3回目と、リズムの取り方や細かな抑揚を加えてゆくとなんだかうまくなったような気がする。楽譜をみながら細かく聴いてゆくと、たった一つのフレーズの中に実に多くの抑揚やテクニックが盛り込まれているのが見えてくる。
まだまだ奥がふかそうである。
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