2月から月二回のボイトレに通っている。当面の目標は、宮本浩次の『夜明けのうた』がうたえるようになる事であるが、相変わらず高音域で悶絶している。
3回目の今日は、呼吸を意識したレッスンとなった。まさに『歌の呼吸』である。基本は腹式呼吸で肩を上げずに腹腔を広げるようにして空気を吸い込み、鞴(ふいご)で空気を押し出すようにお腹の力で吐く息をコントロールする。
歌の呼吸 壱ノ型 不断の息吹
腹式呼吸で吸い込んだ息を、上の歯の間から強く四拍で強く吐き出す、同じく八拍で吐き出す。四拍でも、八拍でも息を吸の時間は一瞬である。一瞬の間に肩を上げたりせず、腹で息を吸い込みそして、腹で吐き出してゆく。八拍子で吐くのは結構きついが、均等に息を吐いてゆくためのトレーニングである。
歌の呼吸 弐ノ型 家鴨諦破
リップロールで音階を刻んでゆく時には、高い音の時ほど、息をしっかりと強く吐くことを意識しなければならない。高音で喉が詰まってしまったり、吸い込みが十分でなかったりして呼気が足りないと、唇を震わすことができない。歌う時も同様なので、声を乗せるための息をしっかりと吐き出すためのトレーニングとなる。
歌の呼吸 参ノ型 舌車
タングトリルもリップロールと同様、呼気が足りないと舌が回転しない為、呼気のコントロールと喉のリラックスをするためのトレーニングである。
歌の呼吸 肆ノ型 迎香轟発
口を開けたまま舌の奥で喉を閉じ、鼻に抜ける高音の裏声を出すのだが、鼻がホイッスルだと思って鳴らすようなイメージで息を出す。そして鼻腔を共鳴させるハミングと声帯を使った音との違いを意識しながら、ゆっくりと舌を下ろし喉を開く。これを繰り返すことで、呼気に音を乗せる感覚を掴んでゆく。
歌の呼吸 伍ノ型 投擲の軌跡
音程に合わせて、「Ohooh」「Yeah」「Now」を続けて発生する。出だしの音が下がったり、後半が上がったりしてしゃくりあげるようになったり、最後に喉で音を切ったりせずに、最初から大きな声で音程にあった音を出し、お腹で呼気のコントロールをして最後まで出し切る事。まるで遠くにいる人に声のボールを投げるようなイメージなのだが、腹式呼吸での吸い込みが十分でないと息が途中でぶれてしまいまっすぐ声が出てゆかない。
呼吸の型の名前を考えるというあまり意味の無い事に時間と労力をかけてしまい、記事の投稿が遅くなってしまった。腹式呼吸でしっかりと吸い、歌に合わせてまっすぐに吐いてゆく事が大事なようだ。マスクの下でしっかりと練習しよう。
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