寝不足

早寝早起き三文の徳というがあまり早寝をするのもよろしくないらしい。昨晩はどうにも瞼を空けていられなくなったので8時過ぎに床に就いたのだが、ぐっすり眠ったつもりでも目が覚めてみるとまだ夜の10時過ぎだった。眠い時に眠ると短時間でもすっきりと目覚めるのだが、この時間にすっきりと目覚めるのはいささか中途半端である。

じっとしていても眠気が戻ってこないので、枕元にあったkindleを手繰り寄せ1on1面談についての指南書に目を通すことにした。というのも部下との1on1面談をしたいと考えており、その為のノウハウを仕入ておく必要がある。1on1面談は上司が部下に直接指導をするものではなく、部下が自身の問題を自分で解決できるような発見の場を提供する場である。議論好きでおせっかいな私としては、如何に黙って部下の話を傾聴するかが重要となる。

部下の顔を誰彼と思い出しては、どんなやりとりになるのかと考えているうちにますますと目が冴えてくるので、一旦Kindle を閉じ目も閉じてみることにしてみた。いっそのこと床を抜けて茶でも飲もうかと考えたが、階下のリビングに降りるのはなんとなく億劫であった。

眠るためには頭の中を空にするのが良く、浮かんだ考えやら、後悔やら、心配事やらを消しゴムを使うようなイメージで消してゆくと良いとものの本で読んだことがある。そのように思い出してせっせと消しゴムを使うのだが、私の負の想像力はあれはどうだ、これはどうだと心苦しい記憶を引きずり出してくる。

あまりにきりがないので消しゴム作業は一旦脇に置き、Podcastでも聞き流そうと考えたのだが、チャンネルを探したり実際に聞いてみたりしているうちに時間ばかりが経ってゆく。

ようやくうとうととしているところに息子が帰宅して、あちらこちらの扉をバタンバタンとやるものだからそれが耳につき、また目が覚める。

結局なんだかんだと2時を回り、ようやく頭もヘトヘトと疲れ、考えもぐるぐると堂々巡りをするようになってきた。

さて眠れるのかと思ったところに、スクーターの音が路上に響く。なぜ夜中に寝ようとすると度々スクーターの音が聞こえるのか?空耳なのか?はたまた既に寝入って夢を見ているのか?夜中に走るスクーターは全て電動にするべきだ、などと寝返り打ちながら夜明けを迎えることになってしまった。

今晩は早く寝れそうである。

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