複音ハーモニカ

今日は中学時代からの友人からの誘いを受け、神楽坂にあるLainというピアノサロンで催された複音ハーモニカのリサイタルに出かけた。

神楽坂 | 日本 | Lien
神楽坂の隠れ家 ピアノサロン lien 一人でのんびりとお食事もよし グループで楽しく過ごすのもよし 音楽と共に心地よい空間でお寛ぎ下さい

会場であるLainはこじんまりとはしているが、室内に置かれたピアノを始めとした楽器が今にもメロディを奏でだしそうな大人のムードが漂う心地の良い空間である。入店後、ビールグラスを片手にカウンターに陣取った。友人との思い出話などに花を咲かているといよいよ開演時間となる。奏者である正井佳瑞麻さんは複音ハーモニカのアジアコンテストで優勝する腕前で、今回はその優勝記念リサイタルとのこと。茅ヶ崎出身で語り口が優しい青年である正井さんが、緊張した様子で曲を紹介してくれる。一曲目はその茅ヶ崎を彷彿とさせる、椰子の実という曲。

複音ハーモニカは日本で独自の進化をした楽器で、美しいビブラートと郷愁の漂う音色が特色とのこと。どの曲もハーモニカように編曲されているが、繊細で艶やからなメロディがこれまで聞いたことのない心地の良い音色で心に響く。

複音ハーモニカ|株式会社トンボ楽器製作所
上下2列の穴を同時に吹く事により、トレモロのついた情緒豊かな音色が魅力のハーモニカです。 日本で発達したハーモニカで、ベース奏法、バイオリン奏法、マンドリン奏法、分散和音奏法など様々な演奏法があります。童謡、懐メロ、演歌などの演奏に最適です。

第二部は友人のアコーディオン演奏。大学時代から何度か聞かせていただいているが、アコーディオンの独特の迫力は何度聞いても新鮮である。

そしてハーモニカとアコーディオンのデュオ。美しさと、力強さと、繊細さが見事に折り重なり会場は感動に包まれた。

演奏会が終わり、大方のお客様がお帰りになったあとも、ワイングラスにしがみついて昔話やら、演奏会の素晴らしさやらとりとめもなく話が盛り上がっていたのだが、何故か私がボイトレをしているという話になり、それなら歌ってみろということで、お店のご主人である牛島さんの伴奏で佐野元春を歌うことになった。

歌い終わってからやめておけばよかったとつくづく思ったが、また歌いに来てくれという優しいお言葉を頂いた。

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