夕刻のフライト

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大分出張から東京に戻る便は、3連休前の金曜日の夕方ということもあってか満席であった。コロナ禍でしばらく混んだフライトに乗ったことがなかったので、3人掛けの席に3人が座るとやや窮屈に感じた。

それでも窓側の席だったので、外を眺めたり窓の方に寄りかかってみたりと色々と気を紛らわすことができるぶん、真ん中の席よりはマシである。

窓の外を眺めていると空の色がみるみる変わってゆき、これまで見たこともない銅色(あかがねいろ)のように、あるいは薄紅色のように輝き出した。銅の色は10円玉の色と思いがちだが、できたての銅は薄紅色をしている。しかし次第にくすんだ色になってゆき、いわゆる10円玉のような色になってゆく。

そんな空は見ているうちから暗くなって行き、窓の外は闇に包まれてしまった。

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